○ブログは簡単
最近ブログという言葉をよく耳にする。名前は聞
くが一体どんなものかと思うだろうが、ブログとは
ホームページの一種と思って間違いない。もしあな
たがインターネットで検索すれば、知らないうちに
ブログのページを閲覧することになるだろう。
一般のホームページとブログの違いは、ブログが
非常に簡単にできることである。メールを出すのと
同じくらい簡単に作ることができる。
大切なのは、なぜあなたがブログを始めなければ
ならないかである。
○ブログには何を書く
ブログの内容は日記形式のものが多い。ちょっと
気取れば随筆となる。
見た目のたのしさより、「書く」ということに主
眼を置くため、形式に捕らわれず、自然に書ける文
章形式がブログの一般的な形態となっている。
しかし、いくら自然にどんどん書いていこうとし
てもどんな内容でよいのか判断に困るだろう。
ビジネスとしてブログを始めたいが何を書くべきな
のか、とパソコン教室のインストラクターから質問
を受けたことがある。私はこう答えた。
「パソコン教室では一般的に、立派なホームペー
ジを立ち上げることが多い。しかし、その内容はカ
リキュラムや受講料などで、一度入会してしまえば
後で役立つ情報はほとんどない。しかし、ブログを
使って毎日のように更新しようとしても書くことは
そんなに多くないだろう。
例えばこんなアイデアはどうだろうか。
記事を生徒さんに毎回書いてもらうのだ。その日
に覚えたこと、なるほどと思ったこと、失敗したこ
と等々。これがブログで公開されると同じぐらいの
初心者のレベルの人たちと情報を共有できることも
ある。フロッピーを入れようとして間違って電源の
ボタンを押すようなことは、日頃パソコンを使って
いる人から見ると思いも寄らないことであるが、超
初心者では起こりうることである。」
あなたがもし私の生活は毎日変化がなく平凡な生
活だ、と思っていても書くべきである。例えば○○
病院の××先生は非常に丁寧な診察をする。という
情報だけでも非常に有用なものとなる。○○病院を
検索している人があなたのブログを見て思わぬ収穫
がある場合もある。
日々の詰まらないことを書いて何が楽しいのか、
と思われるかもしれないが、インターネット社会で
は以外と有用な情報となり得る場合もある。
○ブログに書かないほうがよいこと
日記とは、本来秘めて書くべきものである。しか
し、文豪と呼ばれる人の日記見つかり世の中に非常
に役立つこともある。具にもつかない日記もあるが。
|
例えば小林一茶は52歳で始めて結婚して感激し
たのか、こう書いている
十五(日)晴。三交
十六 晴。三交
十七 晴。夜三交
.....
と延々続く。
赤面しそうな内容である。ジェームズ三木も女性
交友について事細かにメモを残したそうだ。ブログ
は匿名で公開することができるが、このような赤面
するような内容は書かないほうがよいだろう。
一方、旅行記録などは大概の場合旅先で写真を撮る
ため、有用な情報となる。
また、先日会報に掲載した「結核闘病記」(生活
者通信2004年12月号、2005年1月号)も、もし彼が
パソコンを病院で使用できて、その内容でブログを
立ち上げていたら、その情報は他の結核患者に勇気
を与えるものになっただろう。
○ブログを立ち上げるには
ここからはテクニックについてである。
まずブログを立ち上げるためには
ライブドア blog.livedoor.com
楽天 plaza.rakuten.co.jp
Yahoo! blogs.yahoo.co.jp
Goo blog.goo.ne.jp
などに登録する。登録は無料でメールアドレスをも
らうのと同じぐらい簡単だ。
ブログの題名を最初に決める必要があるが、名称
は後でも変えられる。他にカテゴリー等を設定する
ところもあるがこれも後で変更できる。
ブログの更新は、メールを書くように文章を書い
て、更新ボタンを押すだけである。後は自動的に立
派なホームページに作成される。
要は行きなり始めてしまえ、ということである。
少しやっているうちに段々とブログらしくなって
くる。
そこで改めてテーマを絞ぼり、題名を変えればよ
い。
また、細かい設定もできるが、それも始めた後か
らでもできるので、その後に専門書を読むのも一考
である。
ブログは携帯からでも更新できるので、出先で記
事を書いて写真を取ってその場でブログを更新する
こともできる。
○ブログとは何か
ブログと一般のホームページとの違いをあえて言
えば、 「即時性」、「軽量性」である。
その場で思いついたことを、その場で公開する。
そして情報を共有する。
それがブログの醍醐味である。
|