生活者主権の会生活者通信2005年07月号/01頁 ..........作成:2005年07月24日/杉原健児

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生活者通信【7月号】

第119号・2005年07月01日発行   ホームページ・アドレス http://homepage3.nifty.com/ne/se/
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発行人・編集委員:小俣一郎/編集委員長:杉原健児
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事務局:〒182-0014 東京都調布市柴崎 2-13-3 つつじが丘ハイム C509 杉原健児
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都議選とマニフェスト

生活者主権の会代表 小俣一郎

 東京都議選に向けて各党が公約を発表しているが、
それらは、数値目標とか、期限、予算等を明記しよ
うとする「マニフェスト」の流れを受け、これまで
より具体的なものになってきている。特に民主党は
敢えてマニフェストという言葉を使い、「事後検証
が可能な明確な公約」として打ち出している。
 政権公約であるマニフェストは、本来は国政選挙
や首長選挙を対象に作成されるべきものであるが、
『気付きの道具』として、マニフェストは今、より
広い意味で捉えられている。そしてその流れの中で、
自治体議会における「条例制定権」の存在が注目さ
れてきている。首長の単なるチェック機関ではなく、
立法府としての議会の機能を重視し、それを積極的
に活用して政策の実現を図るわけである。
 近年、首長の活躍が脚光を浴びているが、自治体
議会の存在感は薄い。東京都を見ても、石原知事の
名前は頻繁にマスコミに登場するが、都議会が何を
しているのかは伝わってこない。
 自治体における議会の役割とは何か。二元代表制
の特色をどのようにしたら出せるのか。いまひとつ
盛り上がりを欠く都議選においても「条例制定権」
の持つ意味は小さくない。それは公約を実現するた
めの大きな力であり、また自治体議会における会派
のあり方を問うものでもあるからだ。
 この観点から、過半数には及ばないが、前回の都
議選を大幅に上回る候補者を公認・推薦して、公約
実行への気構えを示した民主党の姿勢は大いに評価
することができる

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