生活者主権の会生活者通信2005年09月号/03頁..........作成:2005年09月01日/杉原健児

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健全な民主主義 −政権交代−

東京都渋谷区 岡部俊雄

 一族独裁、一党独裁の国家が限界に来るか、破滅
するかは歴史の証明するところである。企業におい
ても然りである。一部の経営者の独裁になった企業
は必ず破滅への道を歩むことになる。スポーツでも
競争相手がいなければ、技量が向上したり、記録が
更新されたりするはずがない。         
 では、我が国の政治はどうであろうか。我が国は
民主主義の国家である。戦後の憲法でそうなった。
私も戦中教育から戦後教育に急旋回させられた一人
であり、ある日突然、民主主義・民主主義、主権在
民・主権在民とお念仏のように繰り返す日が来たの
を覚えている。それから60年、この民主主義がど
れ程我が国に定着しただろうか。確かに、びっくり
仰天して受け入れた民主主義を形として示す憲法は
今ではすっかり国民に定着し、少し手を加えようか
というところまで咀嚼されてきている。     
 一方の戦後復興と経済成長では、戦中の国家総動
員態勢とは形を変えた復興・成長の国家総動員態勢
で汗を流し、今日を迎えている。そして、そこに一
貫して流れていたのが、政官業の巧妙な連携である。
当初はこの連携が、志の高い多くの政治家、官僚、
実業家によって支えられ、見事な成果を上げること
ができた。そして多くの国民が、この態勢のままで
いけば、とどまることの無い繁栄の道を進めるもの
と思っていた。しかし、我が国を取り巻く環境は大
きく変わり、目標をも失った中で、残念ながら政・
官の志は次第に低下し、かつての政官業の巧妙な連
携は次第に巧妙な癒着、腐敗に変質してしまった。
特に官の志の低下が甚だしいが、それを律すべき政
も、あまりにも長い癒着の故に、なす術もなく、ま
た、その気力もない。国民の多くはこのことを敏感
に感じつつある。政と官に対して変化することを期
待している。                 
 そこに登場したのが小泉首相である。彼のパフォ
ーマンスは正に国民の期待に沿うものであったよう
だ。多くの国民は彼の改革指向に拍手喝采し、また
期待した。しかし、間もなく国民は我が国の民主主
義は首相がいくら突出しても、彼を選んだ党が変わ
らなければ何も変わらないことに気付きはじめた。
 我が国が置かれた新しい環境に適合し、官を厳し
く律していくためには、政即ち党が変わらなくては
ならない。現在の政策を立案し、政官業の癒着の中
にある党に、「お前変われ。」と言ってもそれは無
理というものである。新しい政策を用意している別
の党にやらせるのが早道である。ありがたいことに、
やらせ得る党が実にタイムリーに現れた。天の采配
とでも言うべきか。勿論現在の政権党はあらゆる手
練手管と権力を使って新しい党に政権を渡すまいと
するであろう。                
 しかし、選ぶのは我々国民である。民主主義、主
権在民とお念仏を唱えてからもう60年である。主
権在民の真価を発揮して、その時の政治環境に最も
適した政党を選ぼうではないか。先ずは政権交代を
実現し、そして常に政権選択ができる状態を作り出
し、名実共に健全な民主主義を実現したいものであ
る。   http://www.tatunet.ddo.jp/okb/

生活者主権の会・第11期(2005年度)活動方針

生活者主権の会代表 小俣一郎



◎政権交代の実現に貢献する
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
活動方針実現のための具体的な活動及びその担当者

a.次回衆議院議員選挙において民主党の候補者を支援する     治田桂四郎 b.民主党のマニフェストをより良くするための提言を行う     松井 孝司 c.街頭デモ活動の実施・インターネットの活用等で世論を喚起する 杉原 健児 d.道州制の実現を推進する                   岡部 俊雄 e.マニフェストの普及活動に協力する              小俣 一郎


生活者主権の会生活者通信2005年09月号/03頁